2015年11月27日金曜日

近況やら。




第三子を出産してからもうすぐ1年と半分が過ぎます。
二人から三人に増えて。
目まぐるしく過ぎていく日常に、てんてこまい。

三者三様の用事があって、三者三様の気分や、要望があって、
それはその子の月齢や成熟度でまたそれぞれ違う。
できれば一人ずつ丁寧に向き合ってあげたいけれど、
体は一つ、手は二本に対して三人!
なかなか難しい。


正直なところ、ゆっくりキッチンに立って料理する余裕もないし、
ましてや、土間のお店番も、週に1度すらなかなか難しくなってきた。


けれども、食べる、という行為は、365日毎日3度もやってくるわけで、
できれば、信頼できるあの人が作った、安心安全でおいしい食べ物を
日々口にしたいなあ、と思う。

だからやっぱり、土間の活動は、自分が食べる限りは、、(!)
細くても、続けていきたいなあ、、、と。
より不定期になる可能性もあるけれど、、、またぼちぼち再開します。。。



先日、久しぶりにとある大型スーパーの食品売り場に足を運んだところ、
様々な調味料が驚くほど、お安くて、びっくりしてしまった・・・

言い換えてみると、私がお取り扱いさせていただいているものたちは、
とても高価かもしれない。

けれども、私はその一つ一つの素材が真剣に吟味されたものであることや、
ひと瓶ひと瓶、丁寧に向き合って手づくりされているものであることを
知っているので、果たしてこの値段で売ってしまっていいのかしら・・・
といつも迷うのです。


だいぶ前のことになるけれど、とあるメーカーの減塩醤油をペロリと舐めたことが
あった時に、その薄さと風味のなさにこれまたびっくりしてしまった・・・

良質の調味料を使えば、そうでないものを使った時の、半分の量で済むのに!
だから値段的にも塩分的にも変わらないね、、、って思った。。。

変わらないか、、、
いや、全然違う。
添加物にまみれた大量生産の工場が残るのか、
代々受け継がれ昔ながらの常在菌が生きる蔵元が残るのか、
それは私たち消費者の日々のお買い物の一つ一つの積み重ね。


もうしばらくは子どものことを最優先する日々を続けるだろうと思う。
作り手の側になることを夢見ながら、到底その道は長い・・・
ならば、今限られた中でできる事、
受け取る側としてできることを、小さくても一つづつ、やっていくしかない。
何を受け取り、何を引き渡していくのか。。。

子どもたちに繋ぎたい未来は、自分でつくるしかない。
誰かがつくってくれるものではない。